じゃんけんは一気に現実を突きつけられるようで嫌だ

さよなら、クロ」を見ました。

2003年妻夫木三部作(だよね)のひとつ。
でも、別にブッキーじゃなくても全然構わなかったような気がします。
主役は犬だし。

飼い主に捨てられてふらふらしているところ、高校生に出会います。
えさをくれた高校生を追って、学校にやって来てしまう。
そのまま学校で住み着いてしまうというお話。

ベテランの脇役陣がとてもいい演技をしてました。
クロがなついてくれない先生(塩見三省)、用務員のおじさん(井川比佐志)、貧乏なラーメン屋のお母さん(りりィ)、などなど。

見終わった後、うちの犬の所に行ってきました。
うちの柴犬はもう、10年くらい飼ってる。クロと同じくらいの年。

数年前までは、やれ餌をくれ、やれ散歩しろ、とキャンキャンないてうるさかったけど、今年の頭にラブラドールのちびっ子が来てからはすっかりお兄さん(人間にしたら初老だけど)になっちゃって、最近はおとなしく言う事をきくようになった。

散歩のときはあまり走る事もなくなって昔ほどの元気はなくなったけど、凛々しく尾っぽはシャンとして。
最近はいろいろと相談に乗ってもらってます。どんな愚痴も黙ってきいてくれて(あたりまえ)、かわいい笑顔で返してくれる。癒されてますよ、ホント。

まだ、さよならはしたくない。



さよなら、クロ ~世界一幸せな犬の物語~ スペシャル・エディション