雨のち曇り
たまに実家に帰れば
真面目な顔して
出来損ないの僕に母親は繰り返す
「生きているうち孫を抱きたい」
それもわかる気がする
雨のち晴れ/Mr.Children
うちの母親も例に漏れず、孫を見たいと思っているようです。
父が亡くなり相続などもろもろをどうするかという話になった時に、
一番重かった言葉がこの言葉でした。
母親の「孫を見たい」という言葉。
俺は長男です。
そして実家は首都圏といえどもまだまだ田舎。
長男が家を継ぐのが当たり前。
多分色々やり方はあったと思う。
(家族へのカミングアウトはしていたし)
でも、その言葉を聞いていたので
俺は子供を作ることができないという理由で
継ぐという選択をせずに、弟にすべてまかせました。
いわゆる相続放棄的なことです。
そして、2年弱の時間が流れました。
ここでは言えない色んなことが起きまして、
それはまだ処理が終わっていなくて。
ごにょごにょとしか言えないんですが。
まだごにょごにょしているんです。
が、母親と会う時間が増えました。
かなり腹を割って話す機会も増えました。
「孫を見たい」という言葉がかなり重めだったと言うことも伝えることができ
そして、母親の本心もきけました。
ごにょごにょのために状況はあまりよくないんですが、
母と自分の関係はずいぶんとよくなった気がします。
雨のち晴れとはまだまだ言えず、
雨がやんでまた降りそうな曇天ですが
きっと晴れることを祈っています。