エッチしたいんじゃない、添い寝したいだけ。

目が覚めた時、隣に誰かがいるという事はとても幸せな事だと思う(注1)。

程よい二日酔いで帰って来て、すぐさま寝る。

起きる直前に、ゲイDVDを家族に見つかる(俺、一個も持ってないのに…)と言う変な夢を見た。
食卓で「お兄ちゃん、こんなもの持ってんだよ」と弟が出してくる。
それを父親は取り上げてなぜか遠投。DVDのパッケージはすごく遠くへ消えて行った。
俺が持っていたのはどれ系のDVDだったのかが気になる。

はっと目が覚めると、汗をびっしょりかいていた。

意識してはいなかったんだけど、風邪気味だったのかもしれない。
酒が体に残っていたからかもしれない。

シャワーを浴びて着替えると、とても清々しかった。

頭をタオルで乾かしながら自分の部屋に戻ると、ノネナール臭が…。
いや、気のせいだ。気のせいに違いない。

気のせいであってくれ…(注2)。


においカミングアウト


注1-酔った勢いでやってしまい顔も覚えていないような人がいる場合をのぞく。
注2-ノネナール臭は正直、嫌いではない。ちょっと年上の素敵な人のなら、それは媚薬。