グッドバイ、僕の胆のうと2009

2009年も25時間を切りました。

今年はホントあっという間でした…。

大きな病気で7時間の手術したのは
つい最近のような気がしますがもう1年が経とうとしています。

去年は本当に最低な年で、今までにないほどでした。
今年は大きな病気はしたものの、
去年よりはまぁ良かったんじゃないかなと思っています。
それでも、とてもいい年だったとは言えませんが…。

そんな年でも、やっぱり支えられたのは
彼氏であり、友達であり、家族でした。

入院中、ほぼ毎日来てくれた彼氏に感謝。
仕事でダメになった時に、声をかけてくれた友達ありがとう。
中途半端なカミングアウトで戸惑わせてしまった家族、
すいません。そして話を聞いてくれてありがとう。

悲しいけれど、別れもありました。
それは、悲しいからここでは省略。

もちろん新しい出会いがありました。
これからずっと大切にしたい友達になれそうな人もいます。

人生色々あるけれど、悪い事ばかりじゃない。
ついつい忘れてしまうネガティブな自分に
そのことを思い出させて、前へ向かせてくれるみんな、
本当にありがとう。

今年会えた人、来年もよろしくお願いします。
今年会えなかった人、来年は是非会いましょう。
これから出会う人、楽しみにしています。

今年もどうもありがとう。
来年もよろしくどうぞ。

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湯けむりと はっきり映える オリオン座 かがんで座る 父の背と

この週末、父親と長野へ旅行に行ってきました。
今年の春に実家でリンゴの木のオーナーになって、
その実がなったと言う事で収穫しに。

母親と弟は都合がつかず、俺が行く事に。

土曜日の7時に実家最寄り駅で集合。
相模湖まで下道で行って、
そこから中央道、長野道を経て木曽駒ヶ岳へ。

父親は数年前まで長野で単身赴任していたんですが、
その時に駒ヶ岳は行った方が良いと言われていたのに、
結局いけなかったから、今回行きたいと。

バスとロープウェイをのりついで、頂上付近まで。
八ヶ岳のむこうから顔を出す富士山が綺麗でした。

その後は、少し北上して穂高温泉で一泊。
日曜日は朝からりんご園まで行って、
がっつりリンゴ狩り。
思ったより早く終わって、昼前には長野を出て
山梨の知り合いのやっているそば屋で昼を食べて、
早めに帰ってきました。


父親と二人で旅なんて滅多にない。
そして、俺、この夏にカミングアウトをしたんです。
その後、初の顔合わせで二人旅。
これは何か言われるだろうとビクビクしてました。

が、結果から言うとそんなのは取り越し苦労。
駒ヶ岳の縁結び地蔵では
「お前も手を合わせておけば?」と言われ
微妙な空気になったものの
それくらいなもんでした。

自分的にはカミングアウトの事もそうだけど、
最近の仕事の悩みや、ネガティブ思考なこと、
色々話さなきゃいけないな、
いや、話したいなと思っていたんですが
いざ二人だけになるとなかなかできず。

父親も何か話したそうではあったけど、
これと言って話題を振られる事はなく。
少し仕事の話はしたけれど、
カミングアウトの話は出ませんでした。

でも、この微妙な距離感がむずがゆくも心地よく感じました。

あんなに嫌いだった父親と、
まさか二人で旅行に行くなんて。
「これは飲みやすい」なんて言いながら
白ワインを一緒に飲むなんて。
二人で露天風呂につかるなんて。
高校生の頃は想像もつかなかったなぁ。

もう親もそんなに若くない。
今までしてこなかった分、
できるだけ親孝行しようと思ったのでした。

「今林檎の仕分けを終わり夕飯です。
 疲れたけど俺も 楽しかった又 ご一緒しましょう」

これはさっき父親から送られてきたメール。
「ご一緒しましょう」って…
なぜそんなに丁寧なんだかわかりませんが、
グッと来ました。 続きを読む

ピンクのTシャツ

今日はいつにもまして凹んでました。
最近月曜日は特にひどい。

ひとときも長くいたいと思わない職場から
定時すぎたらすぐに抜け出して、
帰ってきたらほうけてしまって
部屋を暗くしてソファーでしばらく放心状態。

彼氏が帰ってきたので、ご飯の準備。
それなりに美味しくはできたけど、
まだ会社でのモヤモヤが残ってる。

しばらくMacに向かう。
メールの返事したり、twitterしたり。
カウンセリングの事も少し調べた。

シャワーを浴びながら考える。

このままじゃいけない。
どうにかしないといけない。
みんなができている事がなんでできないんだ。
逃げ出したい。逃げてはいけない。
どうなる?どうする?どうしたい?
思考はグルグル回るばかり。

シャワーも終わってバスルームから出ると、
一足先に出てきた彼氏がピンクのTシャツを着てる。

このTシャツ、
俺の母親がタイフェスかなんかで
買ってきたもの。

真ん中に女の子のイラストが描いてあって、
ローマ字でなんか書いてある。
絶対自分では買わない類のもの。

「こんなのパジャマでしか着られないよね」と
前に笑いながらしゃべった。

思わずにやけて
「何、そんなダサいの着てんの?」
ってつっこんでしまった。

ありがたい。

俺が落ち込んでるのを察して、
わざとそんなTシャツを着てくれてた。

明日はきっと、今日よりも良い日になるはず。
そんな簡単な事じゃないけれど、
そう思えるような気がした。 続きを読む

このノリ、フェス感。

そろそろ梅雨入りもしそうな雰囲気になって、
梅雨があけたらいよいよ夏!
ゲイの狂い咲く夏です!(言い過ぎ)

夏と言ったら色んなフェスがあると思います。
自分は数年前までWIREっていうテクノの
フェスに行ってました。

屋内系で横浜アリーナとかがでっかいクラブに
なっちゃう感じで、あの広いスペースの中
ズンドコズンドコ、ピコピコ(典型的なテクノイメージ音)と
とても気持ちのいいもんです。

屋外系は小さいのしか行った事ないんですけど、
屋外もいいですね。やっぱり開放感が違う。
天井があるのとないのでは全然違う。
屋外系は音が云々よりも、雰囲気がやっぱり大事。

フェスと言えば、あの一体感というか
共有している感じもいいですね。

WIRE99に行った時、その広いスペースでの
テクノにも感動しましたが、
何万人が同じ音楽で踊っているという事に
すごく感動したのを覚えてます。

解放されてた二階席からアリーナ全体を見渡すと、
たった一人のDJですごい人がうねりを作ってる。
それぞれの踊りで、それぞれの楽しみ方で。

あぁ、今年はWIRE行こうかなぁ。
そろそろ問題はスケジュールとかよりも、
体力になってきてますけど…。

そんな事を思い出させた動画がこれ。



一人のお兄ちゃんがフェスで踊っていたら、
共感した(notみちゃこ)人たちが
どんどん集まって…。

こう言うのが楽しいんだよなぁ。

DJがためて、ためて、ドーンって解放した時に
隣にいた知らない人と「これだよねー」みたいな。
しゃべらなくても顔で会話。
目と目で通じ合う、MUGO・ん・色っぽい関係(相当違う)。

フェスどころか、クラブ自体とんとご無沙汰。
やっぱりそろそろ現場行かないといけないでしょうか>先生(誰)。


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初恋の人からの手紙

マイミクさんがやっていたので、自分もやってみました。

初恋の人からの手紙
http://letter.hanihoh.com/

男女のパターンで、一部表現がおかしいところは
修正してみました。

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初恋の人からリュウさんへお手紙が届きました。

リュウ、元気?
もうそろそろダイエットは終わったかな?今ごろリュウは理想体型になっていることと思います。

リュウが「もっと俺に興味を持ってくれる人と付き合う」と言い捨てて別れたあの日から、もう17年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

この手紙を書いたのは、特に用事や理由があるわけではないんだ。ただ昨日友達と会ってリュウの話題が出たから、ひさびさに思ったままでも何か書いてみようと思って。びっくりさせたかな。

今あのころの付き合いをあらためて考えてみると、うちらってめちゃめちゃな恋愛でしたね。なんだかんだ言っても余裕があるのはいつもリュウのほうで、おれはいつも不安がっていたような気がします。そういえばリュウはよく「俺と別れたら大丈夫なのかなぁ。心配」って言ってましたよね。心配なわりにバッサリいって、すっきりしていたリュウが忘れられません。

あ、そういえばリュウからしてみれば、おれは初恋の相手なのかな?付き合った当初はやけリュウが不安げだったのをよく覚えています。「手はつないだほうがいい?」「週に何回会えばいい?」って、正直うるさい(笑)

付き合い始めのラブラブのころは、リュウが「時間が止まればいいな」って言ってくれたのを覚えています。あのリュウの幸せそうな顔は今でも忘れません。思えば最初はかわいかったなぁ。

全体的に言えば、おれはリュウと付き合えてよかったと思っています。だいぶ自由人なリュウに疲れたところはあったけど、おかげでかなり精神力が鍛えられました。

いろいろ書いたけど、おれはリュウが大好きでした。これからもリュウらしさを大切に、そろそろサインペンでアイライン描くのはやめて(笑)、新しい誰かと幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. リュウがくれた霊魂が宿るとかいう石、そろそろ捨てていいですか?

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当たっていてギクリとするところあり、
外れすぎて笑っちゃうところありだな。

アイラインは描いてません!
自前です、このくっきりお目々は。

そして何より、理想体型にはなってません。
いやみかよー。プンプンちっ(怒った顔)

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ホットミルクがホントおいしくて

今週火曜日に退院しました。


胆石だと言う診断を受けたあと、
色々と検査を重ねていったら
胆のうが炎症を起こして腫れている事が判明しました。


一月末に手術をしたんですが、
「腹部に二つ小さな穴を開けてそこから器具を入れてやる2時間ほどの簡単な」手術の予定が、
「小さな穴だけでは完結できず開腹して7時間もかかる」手術
になってしまいました。

原因は胆のう炎がひどく進行してしまったため。
半分腐りかけていて、胆のうは全く機能していない状態だったらしいです。

もう一つの原因は肥満。
脂肪が厚かったために開腹手術にてこずったとのこと。
「痩せてれば痩せてる程、手術は楽になる。患者にも医者にも」
とは担当医の言葉。
太ってる俺に、しかも手術前に言わなくても…。
まぁ手術は成功したんで、よかったんですけどね。


手術着に着替えて、ストレッチャーに乗せられて、緊張をほぐす筋肉注射を打たれる。
手術室に移動、手術台に乗って、背中から脊椎に腹部麻酔の管を入れられる。

この頃、緊張はピークでしたが
手術担当の看護師さんたちはみんな明るく、
「膝の日焼けくっきり残ってますねぇ、海ですか?」とか
色々話し掛けてくれてリラックスできました。

そんな会話のあと、
「では眠くなります。」と言われて10秒もしないうちに
全身に麻酔はまわり、意識は飛びました。

次に目が覚めた時には、
ガチャガチャと器具を片付ける音が聞こえて
「終わりましたよー。お疲れ様です。」と声をかけられました。

その後は記憶が飛び飛びですが、
気付いたら病室で付き添いの父親がそばにいて、
「お疲れさん」と一言。
ここでやっと手術が終わったんだと自覚しました。
鼻やら背中やら尿道やらに管を入れられた状態で…。


手術後、一番辛かったのは傷の痛みでした。

退院する数日前にやっと自分の目で確認したんですが、
予想を超えた傷の大きさでビビりました。
20cmはあると思います。

そんな大きな傷だから痛いのは当たり前。
まともに動けるようになるには5日くらいかかりました。
今でも寝返りは怖くてできません。

看護師さんは厳しかった…。
動かないと良くならないらしく、動け動けと促してきます。
ベッドの傾きを直すときもわざと腹筋を使うようにしたり。
トイレに行かすために尿の管を早めに抜かれたり。
あの人絶対Sっ気あるよ…。


そんなこんなで丸々ひと月入院してしまいました。

こんなに長くなるとは思ってもみませんでしたが、
病院でひと月過ごすなんて滅多にないこと。
貴重な経験だと思ってよしとします。


入院中、お見舞いに来てくれたり、メールをくれたり、メッセージをくれたり、
本当にありかとうございました。
退屈な入院生活でしたが、なんとかやってこれたのもみなさんのおかげです。

友達、親兄弟には助けられましたが、
なにより、ほとんど毎日来てくれて身の回りの世話をしてくれた
彼氏には本当に感謝しています。
ありがとう。


まだ傷にはガーゼをあてていて、
うつぶせで本を読んだり、
派手に体を動かしたりはできませんが、
ほぼ普通の生活はできてます。

退院して入院生活ではできなかった普通のことが
今は幸せに感じます。

21時過ぎても明るい部屋、
見たい時にみるテレビ、
二人で食べる食事、
肉球が砂肝臭い犬と戯れること。
なんでもない日常がこんなに幸せだったなんて。
健康であることの大切さをしみじみ感じます。


みなさんも体は大切にしてください。
これ、マジで。

入院中には飲めなかった寝る前のホットミルクを飲みながら
そう思うのです。

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慣れない天井

今日は朝4時に目が覚めました。
いつも隣でいびきをかいている彼氏は、いない。
かわりに知らない男性が寝息を立てていました。

とりあえず自分はトイレに行って、また寝ました。
次に起きたのは6時。
もうすっかりまわりは動き出していました。

今日の朝はそんな朝でした。



実は今、入院しています。
明日でちょうど十日目。

先々週の三連休、真ん中の日曜日。
友達と鍋をして楽しく過ごし、
そのあとは録画していた番組を消化していました。

少しの腹痛を感じたのか夜中の24時を回った頃。
食べ過ぎたかなとスルー。

しかし、時間が経つにつれて腹痛は激しくなるばかり。
先に寝ていた彼氏を起こし、相談。

救急医療なんたらに電話をして、処置の方法を聞くも、
腹痛は原因がいろいろあるから医者に見てもらったほうがいいとのこと。

救急をやっている病院を探して問い合わせましたが
受け入れできないとのこと。
仕方なく救急車を呼んでベッドに空きがあって、
検査もできる病院に運ばれました。

急性胃腸炎
そう診断されて入院が決まりました。

腹部エコー、心エコー、レントゲン、CTスキャンMRIなど
いろいろな検査をしました。

そして胃腸炎の原因を探っていたわけですが、
腹部エコーに思わぬものがうつっていました。

胆石です。

胃潰瘍や腸の荒れを予想していたんですが
胆石の可能性も出てきました。
現在、二つの原因の疑いで話は進んでいます。

イマココ

今週はさらに検査をして、
おそらく来週胆石除去手術になるはずです。

大学時代、盲腸して以来の手術。
こえーなー。



メールやメッセージ、早速お見舞いに来てくれた方々、
ありがとうございます。

同じ年代の患者が皆無なこの状況で、
メールやメッセージ、お見舞いは本当にうれしいです。

入院して約十日、まだ天井には慣れませんが
病院の規則正しい生活をこなしつつ
健康になって帰りたいと思います。



ちなみに入院五日で約5キロやせました。
点滴のみで口から何も食べてないのも
あるんだけど、正直びっくり! 続きを読む